宅建試験一発合格への道

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宅建試験当日

最後の1点を取りにいく

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宅建試験日当日にどうやって、最後の直前対策するかについてお話します。
この話は、5問免除を申請している方は対象にはなりません。一般受験の方のみ見るようにしてください。
5問免除科目のうち1問、需要と統計に関する問題(「問48」)を1点取りに行く内容になります。取りに行くとは言っても、確実に1点取れるわけではありません。ここでは、高確率にとりに行くためにはどうしらいいか?ということを書きたいと思います。


十分に学習した方であれば、主要3科目である「宅建業法」や「法令上の制限」、「権利関係」の分野に関しては、試験当日になった以上はそう簡単に得点アップは望めないはずです。
なので、そのレベルまで達しているということが前提でお話します。
まず、模擬試験の時などに入手した、需要や統計に関する資料を手元に出します。実はこれがかなり使えます。
なので、需要と統計に関する資料は忘れずに持っていきましょう。
「問48」はどこから出題されるかわからない点や、最新の情報を問われることから、なかなか対策できない分野ですので、試験直前にパッと覚えて、すぐに忘れる程度でよいと思います。
この分野から確実に1点取りにいこうとしても、普段から新聞やインターネットのニュースに「平成○○年度の分譲マンション新築販売戸数は・・・」というような記事に目を通さなければならず、そういうことが試験に出題されるかどうかもわからずと、努力の割に報われない問題だったりします。
なので、この資料は試験当日までは、あまり目を通さない方がいいと思います。
試験会場へ向かうには、電車などの公共交通機関を使う方も多いと思いますが、移動時間中や試験会場でもこれらを中心に目を通すようにします。

宅建試験は選択肢4つの中から正誤を判定して1つ結果を選べばいいわけなので、これらの対策をしていると、2分の1くらいの確率までもっていけると思います。
あとは、常識や勘を働かせて1点取れればグッドです。運がよければ正解肢を1発で選べるかもしれません。

なので、試験開始ギリギリまで、この分野の資料に目を通しておき、「はじめてください」と試験官から言われたら、すかさず「問48」のページを開いて需要と統計に関する問題に着手する方法は、効果があります。

これは平成21年度の問題ですが、例年こんな感じの問題が出題されています。特に数字の正誤を問う問題が多くある傾向にあります。

【問 48】 宅地建物の統計等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)平成21年地価公示(平成21年3月公表)によれば、平成20年1月以降の1年間の地価変動率は、全国平均ではすべての用途で下落となった。
(2)平成19年度法人企業統計年報(財務省、平成20年9月公表)によれば、平成19年度における不動産業の経常利益は約3兆4,000億円であり、対前年度比1.1%減となった。
(3)平成20年度国土交通白書(平成21年4月公表)によれば、平成20年3月末現在の宅地建物取引業者数は約14万となっており、前年度に比べわずかながら増加した。
(4)平成21年版土地白書(平成21年5月公表)によれば、平成19年度の宅地供給量は全国で5,400ha(ヘクタール)となっており、対前年度比10.0%減と引き続き減少傾向にある。

資格の大原 宅建講座

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