宅建持ってて得すること -宅建業者その1-
名刺に「宅地建物取引士」と書ける

まず、「宅地建物取引士」と書いてあること自体が会社やその人に対する信用につながります。
客観的にみてもそうですが、名刺に何も書かれていない人よりも、その人や会社に対する信用がアップするわけですから、取引を有利に進められる前提をもっているわけです。
なので、ほとんどの会社では、宅建の資格を持っていれば名刺に「宅地建物取引士」と書きます。
また、その人が専任の宅地建物取引士である場合、「専任宅地建物取引士」と書く業者もあります。
お客様にはいろんな人がいるので全員がそうとは言えませんが、普段は「こっちは客だ」とばかりに足を組んで偉そうに話をするような人でも、姿勢が正しくなったりすることもあります。
そのような時は「宅建持っててよかったな!」と思える瞬間だったりします。
宅建業者がどういう場合に名刺を渡す機会があるかというと、大雑把ではありますが、
1.賃貸仲介業者の場合、来店客と家主に対して名刺を渡す機会があります。(賃貸管理会社の場合は、家主に会う機会が多いです)
2.分譲マンション業者の場合、買主に対して名刺を渡す機会があります。
3.売買仲介業者の場合、売主と買主に名刺を渡す機会があります。
(分譲マンションの管理会社はここでは記載しません)
宅建業者は、横のつながりが結構ありますから同業者など、提携取引先の会社に名刺を渡す機会も、もちろんあるわけです。
また、
「ファイナンシャルプランナー」
「管理業務主任者」
「マンション管理士」
などの資格を持っていると、すでに名刺に書いてある「宅地建物取引士」の下に列挙することができますので、さらに効果が増します。(別に列挙しなくてもよいのですが)
特に売買営業の世界で長く腰を据える予定の方は宅建取得後は、「ファイナンシャルプランナー」と「管理業務主任者」の取得がオススメです。
住宅購入時には住宅ローン、保険などがからんできますし、
マンションに入居すれば、管理規約などの詳しい知識が役立ってきます。また、建築設備に関しても詳しくなります。
最後になりますが、これまで書いてきたことはあくまでも資格上のものです。
勤務の大半は実務経験になりますので、やはりそれが一番大事になります。