5問免除申請
5問免除申請とは
宅建試験では、全部で50問出題され、7割正解すれば合格すると言われています。
つまり35問正解すればよいわけですが、
もし、50問中5問免除されたら合格にかなり近づきます。
宅建試験には5問免除される制度があります。
宅地建物取引業に従事している方ならどなたでも受講できます。
但し、宅地建物取引業に従事していることを証明するものとして、宅建業法施行規則第17条別記様式第8号による、従業員証明書の写しが申込時に必要です。また、修了試験時には「原本」提示が必要です。
5問免除申請すると合格率がどれくらい違うのか?
年度 | 受験者数 |
合格者数 | 全体合格率 | 登録講習修了者の合格率 | 合格者全体に占める割合 |
---|---|---|---|---|---|
11 | 178,393 | 28,277 | 15.9% | 31.6% | 6.8% |
12 | 168,094 | 25,928 | 15.4% | 24.7% | 4.3% |
13 | 165,104 | 25,203 | 15.3% | 23.6% | 4.0% |
14 | 169,657 | 29,423 | 17.3% | 22.1% | 3.3% |
15 | 169,625 | 25,942 | 15.3% | 24.5% | 3.8% |
16 | 173,457 | 27,639 | 15.9% | 22.9% | 3.3% |
17 | 181,880 | 31,520 | 17.3% | 29.0% | 17.6% |
18 | 193,573 | 33,191 | 17.1% | 25.4% | 21.2% |
19 | 209,684 | 36,203 | 17.3% | 27.9% | 26.3% |
20 | 209,415 | 33,946 | 16.2% | 22.6% | 25.6% |
平成16年までは3年以上の実務経験が必要だったのですが、
平成17年度宅建試験から実務経験は撤廃されました。
どの分野から免除になるのか?
- 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること
- 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること
例年の宅建試験では、問46~問50にあたる5問となっていますが、この分野の5問は一般受験生と大きな差がつきます。
通常の一般受験の方で、合格する方でも、この分野からは3点くらいしか得点できません。この分野はある意味、対策のしようがない分野で、2点得したことになります。
1点、2点に泣く宅建試験ですが、5問免除があればそういうことにはならなそうです。
ただし、免除をあてにしたばかりに、学習がおろそかになったりしないように注意してくださいね。